子どもは毎日練習をしています。
歩き始めた子は、沢山転ぶ練習
話し始めた子は、何言っているか分かりませんが(笑)とにかく声に出す練習
友だちが気になり始めたら、触ったり、話しかけてみたりする練習
何度も何度も同じことを繰り返し、繰り返しやって、その練習したことが自分のものにしてゆきます。初めからできる様なことほとんどありませんね。当たり前です。
でも、大人からしたら、転ぶと怪我をするから...
話した言葉を適切な言葉に変えてあげたり...
「そんなに強く押しちゃ駄目でしょ!」とか...
「あなたにはまだ無理よ」という様に先回りしたくなります。
そんな大人のお節介を、少し見守ることへ変えてみてみましょう。
子どもは転ぶかもしれませんが、擦り傷一つ作るかもしれませんが、泣かないかもしれないし(もちろん泣いてもいいんだけど、)自分の足で立ち上がるかもしれません。
何を話しているかは分かりませんが、大人が「うんうん、そうかそうか」と聞いてくれる(受容)ことで「自分の話が通じてる?」「話すのが楽しい!」とお喋りがさらに止まらなくなるかも(笑)でも、これがとっても大事だったり。
「失敗しても大丈夫」
そんな環境で育ったら、子どもたちの何が育つでしょうか。
大人からしてみたら、上司に「失敗しても良い。やりたいことをやってみろ。あとは俺が全力でサポートする」なんて言われたら、どうでしょう?それがやりたいことやキャリアアップ(成長)につながるなら、やろう!と思いませんか。
子どもも同じです。失敗しても良いと安心感の上で生活出来ていれば、何でも「やってみよう」となるし、それは自分の可能性を最大限に引き出していいという自己肯定感につながると思います。又、失敗しても良い環境で育った子たちは、きっと下の子や次世代にも「失敗しても大丈夫だよ、やってごらん!」と優しさいっぱいで接してくれる様な気がします。
練習は一度きりかもしれないし、1ヶ月続くかもしれません。それでもその練習真っ只中の本人を極力止めたり、やってあげたり、イライラせずに(笑)、「うん、大丈夫だよも1回やってごらん」とか「ん〜トトは、こっちの方がいいと思うけど、どうかな?」と受容や提案、見守りの大人の関わりが大事なんだと思います。同じ様に見えるとか「えっ?今さっき同じことやったよ?」みたいな一見変わらないと思うことも子どもにとっては「自分」を手に入れる練習中。
“自分とは、自然から分け与えられた一部であり、誰のものでもない”
大人は、子どもが自分を手に入れようとするその美しく逞しい姿を、行動を、邪魔してはいけない。私も忍耐力が必要です。日々精進します!
トト
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