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桑の実

naturemorinome

いまは5月中頃、田んぼには水が入り、おたまじゃくしやヤゴ、たまにマビルが現れたりしています。森の中は木苺やウグイスカグラ、桑の実が色づいて子どもの心を虜にします。

去年の丁度いま頃も、木によじ登り、桑の実を採っては食べ採っては食べて口の周りや手を真っ赤に(いや?真っ青に!笑)していました。木に登らないと食べられないので大人に「とって〜!」という子、登って黙々と食べる子、小さい子の為に頑張って登ってあげる子。桑の実だけで沢山の物語があります。

優しく採らないと潰れてしまうんですね。そうすると見た目食べたくなくなったり(笑)何度も潰してしまうことを続けることで、潰さない手の力加減を自分で身に付けて、採れるようになります。

それに、木に登るのだって至難の業!それに体を支えて(幹や枝に体を委ねて)桑の実を摂るんだから大したものです。そんな毎日の遊びを繰り返してゆくうちに、体の使い方を覚えてゆくんですね。

去年まで下段までしか登れなかった木も一年経てば、だいぶ上まで登れるようになっているし、木の下でもらっていた子が登れるようになっていたり。木登りは子どもにとって日常的な遊びです。

そして、去年美味しかったもの、その場所、時期をちゃんと覚えています。

「もう草ばっかりになって何もないね!」

「春になったら、ここ美味しいのあるよね?」


自然の中で育った子たちは、頭だけではなく、むしろ体(その感覚)の中で巡りを感じとり記憶しています。その記憶された体験は一生もの。大人になってからも、その動きや記憶、特に豊かな感覚が、暮らし・仕事・人間関係に影響していっていると思います。

私自身、都会育ちですが、家族でのキャンプやカヤック、海遊びに連れていってもらった体験があり、そのお陰で今こうして(直接的な表現ですが笑)自然体験や森のようちえんをやりたい仕事にできているんだと思っています。


桑の実シーズンお楽しみください♫少し早めの梅雨入りですが、雨の外遊びも♫

 

森のようちえん体験会

日時:5月26日(水) 10:00〜13:00

対象:週5日森のようちえんもしくは親子クラスをご希望の方

持ち物:お弁当、水筒、レジャーシート

集合場所:六社宮(長沼町590番地)

参加費:無料

申し込み:申し込みフォームよりお申し込み下さい。



 
 
 

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