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とかす

naturemorinome

更新日:2021年12月12日


森のようちえんは夫婦運営ですが、娘が3人居て、長女は第一期生としての卒園児、現在次女が通い、末女は来年度入園を控えています。卒園した娘は、小学校に通っています。森のようちえんでの経験が彼女の土台になり、小学校生活を自分なりに楽しんだり、悩んだりして通っている様です。

親としては、「小学校も森のようちえんと同じ。自分で行きたければ行く。行きたくなければ行かないと選べる場所」だと話しています。色々な理由や日々の気持ちもあるので素直に行く行かないを決められるわけではありませんが、本人が「選択する(していると理解する)」ことが大事だと思います。

この日は、迷いの日。「今日は行きたくない」と言って起きてきました。そんな日に皆さんなら、どんな言葉を掛けますか?


「今日は給食でカレーよ。美味しいと思うよー」「〇〇ちゃんが待ってるよ」「少し頑張って行ってみたら?」「明日は土曜日で休みだから(今日は頑張って行っておいで)」「わかった。いいよ。」とかね。どんな日で、どんな場面かにもよりますが、色々ありますね。

うちではこの日、髪を梳かしました。髪を梳かすってスキンシップになるんですよね。


「そうか、休みたいのね。」

「うんうん、〇〇だから行きたくないんだね」


まずは、話を聴くこと。娘の気持ちを受け取りました。

こちらも朝は忙しいことが多いです。忙しい時にあーだこーだなると大人は、イライラしたり、早く結論してよ!となります。そんな時に「髪を梳かす」ことはとてもいいことだと気づきました。

梳かしている時に気づいたことは、娘の気持ちがどんどん穏やかになっていったことです。梳かすことで、娘の体(心)に触れていて、言葉ではない「うんうん」をしていて、娘の気持ちを受け入れていたのかもしれません。

そのうち娘は、感情が溢れてきたみたいで涙を流しました。涙は感情を感じきる肯定の一つ、感情を流す(感じる)ことになります。


結果的には、友だちが迎えに来てくれて本人は行くことを決めました。

この日、私は梳かす中で自分の心も解れていくのを感じました。もしかしたら、娘の髪を梳かすことが、自分の心を自分自身で解かす(梳かす)作業だったのかもしれません。自分の気持ちが解れたから、娘の気持ちも解れた和らいでいったのかもしれません。

この話で、私が伝えたいこと(自分メモで残していきたいこと)は、


・スキンシップは体に触れているだけでなく、心にも触れているということ(自分も相手も)

・自分の意見や話をする前にまずは相手の話を聴くこと

・「目の前の相手は自分の鏡」だからこそ、まずは自分の心の状態を観察すること


親8年生、まだまだ勉強(まだ1+1がわかってきたくらい)します!!


トト



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