森のようちえん芽は、週5日の野外保育園です。満3歳〜就学前まで。
それと、毎週火曜日(来年度は水曜日)に根っこ組(親子クラス)を開催しています。
根っこ組は、0歳から未就学児まで。最近、根っこ組の問い合わせも多いので一度詳しくblogに書いてみようと思い、色々書きます(^^)

森の豊かさに触れる体験は、1日森で過ごせる年齢に限ったことではありません。森の風を感じること、花の香り、きのみの味、舞う木の葉、ザクザクいう霜柱...どれも何時間も森にいないと感じられないことではありません。又、歩いていないと感じられない訳でもありません。
根っこ組は、ハイハイしたばかりや、歩いて間もない子たちも森の中で「一緒に遊ぼう!感じよう!」と始めました。抱っこされながら香る森の匂いも、手に握る枝や葉も、立派な自然体験です。その小さな手や耳や目で感じたことは、一生その子の心を支えてくれるはず。

お母さんお父さんが子どもと森に出掛ける。大人は、なぜか家よりも開放的になり、子どものことを大らかに、一歩引いて見守れる。いつも家であれこれ言っていたのが嘘みたいに、笑顔であれこれ見ていられる(笑)子どもの困った行動が、森では許される(許せる)。
大人も、一緒に枝を拾い、尻すべりをして、木登りをすると体が動く。他の大人とあんなこと、こんなことを話すことで、「そうそう!」「へぇ〜」と、心が動く。いつの間にか森は、大人にとっても心地いい場所となっている。
「私の方が楽しんじゃってる!」「気持ちいい!」と毎回感じて頂いています。

週1日を森で過ごし、豊かな時間を積み重ねることで、その親子(家族)の関係がより良いものに変わっていく。それってとっても素敵なこと。でも、それは私たちが何かしたというよりも、その親子それぞれが「好きなこと」を森でしているから、自分で自分を気持ちよくしているから、変わっていると思います。
森は誰にとっても、良いも悪いもなく、ただただそこに、在る。だからこそ、「自分」が露わになって、裸になる。自分を受け入れることしか出来なくなる。相手は自分。自分は相手。自分は、自然から分け与えられた存在..ということ。

そんな素敵プレイス根っこ組ですが、入会募集中です!しかし、少し掘り下げてお伝えすると、必ず体験にご参加してから入会となります。それは、こんなにいいこと尽くしの根っこ組がそのご家庭の暮らしに合うかは、別の話だからです。
体験に来て頂いて、やっぱり「最高!」と思うかもしれないし、「まだこの子には早いかな」と思うかもしれないし、「毎週は難しいな」と思うかもしれない。体験に参加して当園のことをご理解頂いて、家族の暮らしと照らし合わして、決めて欲しいと思います。
それともう一つ、単発は受け入れていません。例えば、今月は参加して来月は休みとか。そのご家庭が、自分と目の前のお子様とで一年を見通して「うん!行ける!」と決めて入会して頂いています。
それは、始めにお話しした豊かな森が魅せる一年の姿を感じて欲しいから。春には野草や木苺畑仕事、夏には蛙や蛇と出逢い梅仕事、秋には栗や芋掘り米仕事、冬は寒い中氷を探し味噌仕事。その一年をぜひ親子で感じて欲しいと思っています。又、一年を一緒に過ごす他親子との関係が日に日に育まれて、育児(育自)の強い味方になります。その仲間と一年を過ごすことで、親も子も自分たちだけでは出会えない世界を感じることができるのです。

そんなことを言っても、この一年で何組もの親子が入会してくださり、退会されました。
それぞれ理由があります。
「仕事が忙しくなってしまった」「引っ越すことになった」「(祝)妊娠しました」とか。
どれも素晴らしい理由です。一年を見通して入会されても、人生色々あります(笑)
それでも、みんな「こんなに楽しかったのに〜」とか「またいつか参加したいです!」と言って下さいます。本当に嬉しい言葉です。ありがとうございます!
私たちの本音を言えば、根っこ組に入会して頂いて、そのまま森のようちえんに入園してもらえたら本当に嬉しいです!だって、例えば0歳ちゃんから出会っていたら、6年間もその子の成長を見ていられる(mana自然学校に継続して参加したら、中学生まで!)。保育者として、そんな幸せなことはありません。
でも、もちろんそうでなくても、全然構わない。今が楽しければそれがいい(笑)

色々と書きましたが、根っこ組はいつでも入会できます(今のところ)!
今この時期だけでも子どもと自然の中で過ごしたい!とか、森のようちえんに興味があるとか、アウトドア好きです!でも何でも良いと思います。私たちは、ここで場を開くだけ。
あとは、皆さんの直感が決めること。まずは、体験でお待ちしています♫
2月体験会はこちら
トト
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