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子どもの姿は鏡

最近、子どもが怒ってばかりいる

うちの子は、引っ込み思案で...

人の言うことを聞かないで自分勝手

などなど。いろいろな子どもの性格や姿があります。しかも、それは日々変わってゆくもので昨日と今日、1週間後や1ヶ月後にはまた違う子どもの姿があります。本当に面白く驚きます。ということは、今の姿に親が悩んでいても、そのうちそれは次の姿へと必ず変わってゆきます。それを前提に...

私たち親は、子どもの姿が気になります。特に「目につくこと」です。

片付けができない、人の話を聞かない、言葉が悪い、食べ残す、勝手に走って行ってしまう、世話焼き、癇癪を起こす...

大変だ(笑)毎日頭を抱えて、あーでもないこーでもないと「子ども」自身を変えようと頑張っています。しかし、なかなか変わらない。そりゃそーです。こどもも「他人」です。他人を変えようなんて、出来ません...よね?軍隊や調教などすれば、少しは言うことを聞きますが、それでもその人を思い通りに全てを変えることはできません。もちろん、親は、「その子の為」と思って、あーでもないこーでもないと頑張るんです。それは、大事なことです。

しかし、子どもは他人ですし、もちろん人格や人権があります。ひとりの人だということです。そのひとりの人を変えるよりも、自分が変わることの方がずーーーーーーーーっと楽だし早いです。

そもそも何でその行動が気になるのでしょう?

片付けが当たり前だから?人の話を聞かないとその先困っちゃうことになるから?

言葉が悪いと人に嫌な思いをさせるから?食べ残すのは、もったいないから?勝手に走っていってしまったら、事故に繋がるから?世話焼きはしつこい?癇癪を起こされるとイライラする?

なんで〇〇だと思っているのでしょう?と続けて、自分に質問してみたら次の質問が出てきて、少しずつ何かぼやけていた理由が見えてくるかもしれません。その作業は、とっても大事です。すると、その行動が気になっていた自分の内側が見えてきます。

人の話を聞かないを例にすれば、「私の話を聞いて欲しい」という単純な思いに行き着くかもしれません。

「お母さんの今の気持ちを聞いてほしいんだ」とI(アイ)メッセージで伝えられるとシンプルに子どもに届きやすくなります。でも、その時、子どもが聞いてくれる状態じゃなかった時に「今は、〇〇したいんだね。お母さんの気持ちは後で落ち着いた時にまた伝えるね」と話して、場面やタイミングを変えることもできるかもしれません。

大事なことは、自分の気持ちをシンプルに見つめて、子どもに分かりやすく伝える。その時には、子どもの気持ちや思いも一緒に受け入れてあげることです。大人はどうしても「その時」に伝えなきゃとか教えなきゃとか解決しなきゃが出てくるけど、(一部を除いて)別にあとでも良いです。そう思えば、少し気が楽になりませんか?

又、子どもの「気になる行動」はその人の行動そのものです。

怒りっぽいのは、その人も同じ

食べ物を大事にしないのは、その人も同じ

話を聞かないのは、その人も同じ

言葉は悪いのは、その人も同じ


「いやいや、私はそんなことない!」耳が痛いと思うかもしれませんが、その通りです(笑)子どもだけではなく、大人が他の大人の行動が気になるのも自分の中にその気になる行動につながる「何か」があるからです。

だから、他人は鏡なんです。特に我が子ははっきりと示してくれます。その人の内側を。裏を返せば、我が子の姿を観て自分を振り返ることができるということ。こんなに、優しくはっきりと教えてくれる先生はいませんよ(笑)

子どもの気になる行動が自分自身を振り返る指標だとしたら、こんな素晴らしい鏡はありません。もちろんその時の子どもの行動に、親として自分の思いを伝えることは必要かもしれませんが、その思いはその子を通じて、自分自身へ話していることにもなるんだと思います。

そう思ったら、どんな方法で、伝え方で、話し方で、伝えたいですか?


トト

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